毎日スープ生活してみようかと

 

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クリームシチューと豚汁と野菜の具だくさんかき玉スープぐらいしか、スープのレパートリーがありません。何かもっとできれば随分バリエーションが広がるなぁと思い読みました。

料理の手順としてはほぼ3工程。野菜を切って、煮て、味付けの3つです。難しくありません。
スープに入れる具も調味料も2つか3つで特別なものも入っておらず、だいたいどの家庭にもあるものが選ばれている点では、作ってみようという気が起きるものだと思います。
私はちょうど新玉ねぎが家にあったので、半割玉ねぎのコンソメスープを作りました。名前から想像がつくと思いますが、最後にとろけるチーズを入れて個性を出します。
味はいわゆる「優しい味」でした。少し私にはしょっぱさが足りないと思ったので、塩を足しました。
そんなふうに自分でいくらでも増減できます。どういうものを具にしてどういう味でスープにするのかのヒントがたくさん入っている本です。

 

家で食べるのなら見た目はそれほど気にする必要もないし、色々な食材を使って手軽に作れるスープ。
スープの素(コンソメや鶏がらスープの素など)を使えば、簡単に味が決まると思っている人が多いと思いますが、著者の言う通り「具材を水で煮るだけでうまみがとけだして、だしになっていく」のです。
風味調味料に慣れてしまうと、素材だけで作るスープは味が薄いと感じるかもしれませんが、それが本当のおいしさであることをこの本は伝えてくれています。
惜しむらくは、そのように言っていながら、一部のレシピにコンソメ白だし、めんつゆ(いずれも市販品のほとんどは化学調味料を使ったもの)が登場すること。
あくまでも個人的なこだわりではありますが、本当においしいものを紹介したいのなら、そこだけは譲らないで欲しかった!

 

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